アーティザナル

Line 0

Line 0は「アーティザナル」。メゾン マルジェラのチームが手仕事で作り上げた、ガーメント、アクセサリーやオブジェを含むオートクチュールコレクションです。

1989

1989年に発表され2012年にラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュールの認可を受けた「アーティザナル」は、ナンバリングコードの「Line 0」に割り当てられており、メゾンのクリエイティブな言語の原点となっています。

ルーツ

私たちのクチュール表現の原点にあるのは、見過ごされてきたもの、捨てられたもの、そして日常にあるものをクチュールの素材として捉え、手仕事と卓越した技術によって磨き上げるという、革新的な提案です。

40年

この創造的な精神を反映して、メゾンの作品は40年にわたる歴史を紡いでいます。1989年秋冬コレクションで発表された最初の「アーティザナル」作品である磁器のベストから、最新の2026年秋冬コレクションショーで披露された、蜜蝋で全面を覆ったエドワーディアンのアンティークドレスといった試みまで、その範囲は多岐にわたります。

素材とテクニック

「アーティザナル」の歴史は、メゾン創設時からの理念にその起源を持ちます。見出された衣服を解体し、新たなフォルムへと再構築する。その際、過去の痕跡をあえて残しながら、新たな可能性を見出していく。このアプローチこそが、「アーティザナル」の原点です。

アプローチ

このアプローチは、再利用を軸とした考え方の基盤となりました。ヴィンテージの衣服、再生されたテキスタイル、そして磁器の破片、ヘアコーム、トランプ、金属製のボトルキャップといった日用品が、「アーティザナル」の表現手法の中で、技術と手仕事によって固有の価値を持つオブジェへと変容し、型にはまらない素材がオートクチュールへと昇華されたのです。

アトリエ

この理念は、今日でも私たちのアトリエでも受け継がれています。「アーティザナル」の作品は、入手困難な素材や稀有な素材から形作られます。つまり、創作のプロセスは単なるアイデアだけでなく、素材そのものが持つ制約や歴史、そして不完全さからも始まるのです。

独自性

その結果、「アーティザナル」の作品は本質的に唯一無二のものであり、過去と現在、コンセプトと職人技、素材と作り手との対話がその中に息づいています。

ファッションショー

メゾン マルジェラの「アーティザナル」コレクションは、2012年からパリ・オートクチュール・ウィークで発表されています。各コレクションの発表を通じて、ひとつの世界が形作られ、私たちの歴史、コード、価値観を新たな文脈の中で体感できるようになるのです。

MaisonMargiela/folders:「アーティザナル」クリエイティブラボラトリーエキシビション

メゾンのアイデアや価値観を共有するためにチームが構想した「MaisonMargiela/folders」の一環として、1989年から現在までの58点の「アーティザナル」ルックが初めて一堂に集められ、Yan Dang通りで公開されました。展示されるルックは、私たちの継続的なクチュールの探求を反映するテーマごとに分類されています。テーマには、アップサイクル、デコンストラクション、トロンプルイユ、アーキタイプ、素材の探求、日常品の変容などがあります。