メゾン マルジェラは、同ブランド初となる住空間プロジェクト「Maison Margiela Residences」を発表します。建築とデザインは、創設以来メゾンのアイデンティティの中心にありました。この「Maison Margiela Residences」はその遺伝子を継承したもの。メゾンの脱構築的コード、トロンプルイユ（だまし絵）、そして「変容」の美学を、ドバイでも屈指の特別なロケーションにおけるラグジュアリーな居住空間へと落とし込みます。

メゾン マルジェラは、クリエイティブなビジョンを広げる領域として、常にインテリアと家具に力を注いできました。初期のオフィスでは、白く塗ったオブジェや家具を置いたり、日用品をミニマルなキャンバスに変えて実験的に利用したりしていましたが、この発想は、のちに独創的なブティックスペースやプロジェクトに受け継がれました。l’Ile aux Oiseaux ホテルスイートの新設計や、La Maison Champs Élysées ホテルのデザインといったランドマークのインテリアプロジェクトは、建築・デザイン・空間アイデンティティに対するMargielaのアプローチを確立しました。今回の「Maison Margiela Residences」によって、その理念はさらに発展します。